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銘柄牛はどこで育てば名乗れる? 100件の産地の条件を数えた

銘柄牛の産地の条件は、銘柄によって書き方が違います。この名鑑の100件では、「最長かつ最終の飼養地」が14件、「飼養期間が最長」が9件、「〇〇で肥育」が11件、「〇〇で飼育」が6件。ほかの書き方が39件、産地の条件を定めていない銘柄が21件ありました。

最長かつ最終の飼養地(14)

いちばん長く飼養された場所と、最後に飼養された場所の両方が、その地域であることを求める書き方です。

  • いわて牛:岩手県が最長かつ最終の飼養地
  • いわて短角和牛:岩手県が最長かつ最終の飼養地
  • 前沢牛:岩手県奥州市前沢区が最長かつ最終の飼養地
  • 仙台牛:宮城県が最長かつ最終の飼養地
  • かづの牛:秋田県鹿角市・鹿角郡小坂町が最長かつ最終の飼養地
  • 山形牛:山形県が最長かつ最終の飼養地
  • 米沢牛:置賜地域(米沢市・南陽市・長井市・高畠町・川西町・飯豊町・白鷹町・小国町)が最長かつ最終の飼養地
  • 能登牛:石川県が最長かつ最終の飼養地
  • 南信州牛:飯田下伊那地域が最長かつ最終の飼養地
  • 近江牛:滋賀県が最長かつ最終の飼養地
  • 比婆牛:広島県が最長かつ最終の飼養地
  • くまもとあか牛:熊本県が最長かつ最終の飼養地
  • くまもと黒毛和牛:熊本県が最長かつ最終の飼養地
  • 鹿児島黒牛:鹿児島県が最長かつ最終の飼養地

飼養期間が最長(9)

いちばん長く飼養された場所が、その地域であることを求める書き方です。

その地域で肥育(11)

肥育をその地域で行うことを求める書き方です。

その地域で飼育(6)

その地域で飼育されたことを求める書き方です。

  • 丹波篠山牛:丹波篠山で飼育
  • 東伯和牛:鳥取県東伯郡琴浦町(旧東伯町の地域)で飼育
  • 備中牛:びほく地域(高梁市・吉備中央町(旧賀陽町)・真庭市(旧北房町))で飼育
  • 阿波牛:徳島県で飼育
  • 讃岐牛:香川県で飼育
  • 天草黒牛:天草市及びその周辺で飼育

ほかの書き方(39)

上の4つに当てはまらない書き方の銘柄です。出典の書き方をそのまま載せています。

  • 鹿追牛:鹿追町内で生産される仔牛を町内で一貫肥育(鹿追生まれ・鹿追育ち)
  • 白老牛:白老町生まれで、白老町での肥育期間が最長
  • 十勝若牛:北海道上川郡清水町。生後約1か月までに町内の子牛を導入し、出荷まで飼養
  • びらとり和牛:北海道平取町及び周辺地域で生産
  • 八甲田牛:青森市営共同牧野で2か月以上放牧
  • 秋田由利牛:JA秋田しんせい由利牛肥育部会員が飼育(あきた総合家畜市場の子牛が基本)
  • 三梨牛:秋田県湯沢市三梨町産
  • 常陸牛:指定生産者が茨城県内で最も長く飼育
  • 那須和牛:JAなすのの管内で生産・販売されるもの
  • 上州牛:日本国内生まれで、最終肥育地が群馬県かつ最長飼養地
  • にいがた和牛:新潟県内で肥育され、最長飼養地が新潟県
  • にいがた和牛(村上牛):村上市・関川村・胎内市で肥育されたもの(にいがた和牛として、新潟県内で肥育され最長飼養地が新潟県であることが前提)
  • とやま和牛 酒粕育ち:富山県内で12か月以上飼育され、最長飼養地が富山県
  • 若狭牛:福井県内で12か月以上肥育
  • 信州プレミアム牛肉:登録農場が最終かつ最長の飼養場所
  • 遠州夢咲牛:JA遠州夢咲の管内で生産
  • 特選和牛 静岡そだち:県内の指定農場で肥育
  • 知多牛「響」:管内で1年以上肥育
  • 知多和牛「誉」:管内で1年以上肥育
  • 鳳来牛:新城市内4戸の認定農家で肥育
  • みかわ牛:愛知県内の認定農場で1年以上肥育し、県内3食肉市場へ出荷
  • 特産松阪牛:2004年11月1日時点の行政区画で22市町村(松阪市、津市、伊勢市、久居市、香良洲町、一志町、白山町、嬉野町、美杉村、三雲町、飯南町、飯高町、多気町、明和町、大台町、勢和村、宮川村、玉城町、小俣町、大宮町、御薗村、度会町)
  • 松阪牛:生後12か月齢までに松阪牛生産区域(旧22市町村)に導入され、区域内での肥育期間が最長・最終
  • 京の肉:生産履歴が京都府産であること
  • 淡路ビーフ:淡路島で生まれ、兵庫県内で育ったもの
  • 加古川和牛:加古川市内の農家が12か月以上飼育
  • 熊野牛:出荷月齢(日齢)の半数以上を和歌山県内で飼育
  • 隠岐牛:島根県隠岐諸島内で生まれかつ肥育
  • 奥出雲和牛:JAしまね雲南地区本部直営の肥育センターと管内の肥育農家で肥育
  • 千屋牛:新見市内で繁殖・肥育一貫生産、または岡山県内産の子牛を導入し新見市内で約18か月以上肥育
  • つやま和牛:生まれも育ちも津山産
  • やまぐち和牛燦:最終肥育地が山口県内で、全飼育期間の2分の1以上が県内
  • とくしま三ツ星ビーフ:生産者住所と牧場が徳島県内で、徳島県種雄牛の利用または県内で1年以上飼養
  • 土佐あかうし:高知県産(牛肉は高知県産褐毛和種として土佐和牛「土佐あかうし」で流通)
  • 高千穂牛:西臼杵管内で生産・肥育。高千穂地区本部管内で子牛生産から肥育まで地域一貫生産
  • 都城和牛:JAみやざき都城地区の管内で肥育
  • 宮崎牛:宮崎県内で生まれ(隣県生まれの例外あり)、宮崎県での飼養期間が最長
  • 宮崎ハーブ牛:宮崎県産
  • 石垣牛:八重山郡内で生産され、郡内で概ね20か月以上肥育

産地の条件を定めていない銘柄(21)

出典に産地の条件がない銘柄です。銘柄名に地名が入っていても、条件としては書かれていません。

ふらの大地和牛・あおもり十和田湖和牛・宇都宮牛・とちぎ霧降高原牛・とちぎ和牛・上州和牛・葉山牛・横濱ビーフ・甲州牛・あつみ牛・黒潮牛・田原牛・三田牛・おかやま和牛肉・オリーブ牛・伊予牛「絹の味」・Tosa Rouge Beef・博多和牛・佐賀牛・長崎和牛・おおいた和牛

生まれた場所にも触れている銘柄(7件)

産地の条件の文に「生まれ」が入っている銘柄です。「繁殖・肥育一貫生産」「子牛生産から肥育まで」のような書き方は、この数に入れていません。

  • 鹿追牛:鹿追町内で生産される仔牛を町内で一貫肥育(鹿追生まれ・鹿追育ち)
  • 白老牛:白老町生まれで、白老町での肥育期間が最長
  • 上州牛:日本国内生まれで、最終肥育地が群馬県かつ最長飼養地
  • 淡路ビーフ:淡路島で生まれ、兵庫県内で育ったもの
  • 隠岐牛:島根県隠岐諸島内で生まれかつ肥育
  • つやま和牛:生まれも育ちも津山産
  • 宮崎牛:宮崎県内で生まれ(隣県生まれの例外あり)、宮崎県での飼養期間が最長

数え方

各銘柄の出典で、産地の条件として書かれている部分を分類しました。詳しい書き方と出典は、各銘柄のページにあります。「生まれた場所にも触れている銘柄」は、産地の条件の文(日本語の原文)に「生まれ」の語がある銘柄を数えています。

各銘柄の条件の出典は、それぞれの銘柄ページに載せています。